instagram

続・レンザティックコンパス|コンパスユニット交換

 「YCM No.9000L」この陸自仕様のレンザティックコンパスが大変気に入ってしまった。金属製のボディは堅牢であり、カバーを閉めた状態では、ジープに踏まれても壊れないと聞く。

 が、購入してしばらく使ってみると、ちょっと気になることがあった。磁針の動きが時々ぎこちないのだ。

地球の磁力線は地面と平行ではない

 地球は大きな永久磁石であり、磁力線が地球を覆っていることはご存じの通りだ。この磁力線は地面と平行に走っているわけではなく、北半球では北下側に、南半球では南下側に傾いている。磁北の、真北からのずれを「偏角」というが、下方向への傾きを「伏角」という。

 コンパスには伏角の調整も施されており、北半球仕様のコンパスと南半球仕様のコンパスの違いはここにあるのだ。

磁針が地面と平行にならず、傾いていた

 僕のレンザティックコンパスは、磁針が下に傾き、コンパスユニット内に引っかかる症状が希に出ていた。北はしっかり指してくれるのだが、おそらく伏角に対しての調整が完全ではなかったのではないだろうか。

 このことを株式会社ワイシーエムコーポレーションに問い合わせると、はっきりと原因が特定できていないにも関わらず、迅速に、無償で新しいコンパスユニットを送ってくださった(ありがとうございます!)。さっそく交換してみよう。

レンザティックコンパスは、簡単に分解修理ができる

 レンザティックコンパスの分解修理はとても簡単だ。ボディ裏側の4本のビスを外すと、コンパスユニットがぽこっと出てくる。それを新しいユニットと交換し、再びビスを締めるだけ。

 交換したコンパスユニットは磁針の引っかかりが微塵もなくなり、以前よりキビキビと針が動くようになった。サイティングコンパス特有の、やや粘りのある針の動きではあるが、ひとたび北を指したら一切ふらつくことはない。非常に精度の高い方位角計測ができる。

レンザティックコンパスは確実に機能する道具

 フィールドで扱う道具には確実性が求められる。機能するかもしれないし、場合によっては機能しないかもしれない、では困るのだ。その意味でスマートフォンはまったく信用できないと僕は考えている。もし電源が切れたら、充電用ケーブルを忘れたら。もし故障したら。スマートフォンの中はブラックボックスであり、レンザティックコンパスのように、ビスを外してユニットを交換して直せるものではないだろう。

 今回はたまたま僕が購入した固体にわずかな不具合があったが、株式会社ワイシーエムコーポレーションが誠実に対応してくださり、一瞬で問題は解決した。そして確実に、正確に機能するコンパスとして、これからもフィールドに持ち出すことは間違いない。

created by Rinker
YCM
¥4,015 (2022/01/27 19:41:49時点 Amazon調べ-詳細)